マンション管理には、入居者様の日々の生活を安全かつ快適にするためにも、定期的なメンテナンスは大切です。しかし、必要に迫られてから一度に補修したほうがいいとお考えの方も多いのではないでしょうか？
定期的な補修工事（メンテナンス）が建物の耐久性・価値を高める
風雨や紫外線にさらされている外壁やコンクリートの劣化は、日々進んでいます。乾燥してひび割れを起こした外壁やコンクリートには水分が浸透し、内部の鉄骨にサビを生じさせ、見えない部分にまで劣化を引き起こしてしまいます。これらを放置しておくと、壁が剥がれ落ちるなど、建物全体の耐久性が低下。耐震性にも影響を及ぼすことが考えられます。また、落下物の原因となり事故にもつながりかねません。
このような状況に陥らないためにも、定期的に点検・調査・診断を行い、建物の状況を把握しておくことが大切。人間の体と同じく大きな病気にかからないように、定期的にメンテナンスを行うことが必要なのです。建物には自然治癒力がないため、劣化は一方通行。小さな点検・補修の積み重ねが大切です。大規模な補修が必要になる前に、こまめに補修を行う計画を立てましょう。状況に応じて適切な修繕を行うことが、建物の耐久性・価値を高めるのです。
小さな補修を計画的に行うメリット
定期的なメンテナンスでマンションの安全性がきちんと確保されていることは、入居者様の安心につながります。さらに、大規模修繕・改修が必要になったとき、費用を抑えることにもつながります。このように、小さな補修によって維持管理をすることが、建物の資産価値をよりよい状態で維持することにつながるのです。
