築40年近いマンションの管理組合理事長をしているのですが、外部階段の錆が気になり、業界最大手の塗料メーカーさんに相談しました。さっそく現地調査してもらうと、外部階段の踏み板部分に穴があき、内部まで錆が浸食していること。ここまで劣化していると塗装だけでは対応できず、また崩落の危険もあるので本格的に修繕したほうがよいといわれました。また、京都でマンションの補修をするなら、「装研さんに相談されてみては？」とご紹介いただきました。
最終的に本格的な修繕工事を行うことになり、装研さんを含む3社に提案してもらうことになりました。各社の修繕提案はおよそ1,000万円～1億円と費用の幅もあり、非常に悩みました。ただ、大規模修繕をするならきっちりとしたものをという考えもあり、値段よりもプレゼンの内容から装研さんに依頼することになりました。
――選んでいただき、ありがとうございます。
具体的なお悩みをお聞かせください。
使用することもほとんどなく、人も寄り付くこともなく放置されていたマンションの外部階段。錆やひび割れなども発生していて、そのボロボロな見た目がマンション全体の価値を下げてしまっているのでは？と感じてしまうほどみすぼらしい状態でした。
さっそく現地調査をしてもらうと、錆やひび割れに加え、コケや雑草は生え、雨水が浸入して内部まで錆が発生しているということが判明。これまでは再塗装による補修で対処してきましたが、その塗り重ねた床材の厚みが7cmもあることがわかりました。さらに塗り重ねた床材のムラというのでしょうか？ 階段の床板面に傾斜ができていて、上り下りの際に足を踏み外しかねない危険な状態だったそうです。
分厚く塗られた床材をめくってみると、階段の床を支えている鉄板がボロボロに朽ち果てて穴があいているような状態……。いつ、踏み抜いてしまってもおかしくない階段を目の当たりにして、とても恐ろしくなりました。
――見えない部分が腐食していることも多いんです。
当社の提案がいかがでしたか？
装研さんから、「超高圧温水完全剥離工法という高圧洗浄機を使って、床材をすべて除去してみてはどうか」という提案を受けました。また、外部階段なのでさびにくい塗料を使い、それでも錆が発生する可能性があるので錆を固める「錆凝固剤」の施工など将来まで考えた、さまざまな提案もいただき、とても勉強になりました。
最終的には、超高圧温水完全剥離法で床材を完全に除去して、朽ち果てた踏み板部分を作り直したうえで、錆に強い塗料と錆凝固剤を使って修繕するということになりました。装研さんの提案は、とても理論的でイメージしやすいものでしたよ。
――私たちは丁寧でわかりやすい説明を大切にしています。
工事後はいかがでしょうか？
見違えるように外部階段がきれいに、まるで新品のようになったことに驚きました。住人の皆さんも大満足で、作業員の方々の熱心なお仕事ぶりに感動していました。その気持ちをどうしてもお伝えしたく、感謝状もお送りしました。作業員の皆さん、本当にありがとうございました。
――ご満足いただけたようで嬉しく思っています。私たちは住んでいる方々のことを考えて工事を行っています。何かトラブルなどあれば、すぐにご連絡ください。
装研さんの工事を振り返ってみて、施工技術や使用資材など、すべてにおいてこだわりがあり、素晴らしいものだったなと感心しています。国土交通省が優秀な建築技能者に贈る「国交省大臣技能顕彰」を受賞されたとのことで、技術力の高さも納得、ちょっと誇らしく感じました。
施工していただいて5年が経過しましたが、まったく問題ありません。これからもメンテナンス面で相談すると思いますが、よろしくお願いします。
